酪農ヘルパー第43号(平成16年7月)

目 次

視点:これからの酪農ヘルパー事業について
特集:私の理想とする酪農ヘルパー事業
海外情報:ニュージーランド酪農
新規就農情報:第3回新規就農情報交換交流会
VOICE
時の動き:H16年度酪農ヘルパー事業について
あの町この町
技術情報
新規就農・酪農体験実習レポート


新規就農・酪農体験レポート


 

◆from 酪農ヘルパー体験農場

酪農体験者を受け入れて』

酪農とちぎ農業協同組合 (有)那須高原今牧場

 私たちは、栃木県の那須山麓において、フリーストール・ミルキングパーラー形態での経産牛140 頭、育成牛80頭、そして和牛素牛35頭の乳肉複合経営をしています。酪農とちぎ農業協同組合に所属し、ヘルパー利用組合にも加入して、お世話になっています。
  私たちの牧場は、希望者にはたとえ半日でもその場を提供するということで、平成7年の頃より牧場を開放して来ました。そんなことから毎年短期・長期の研修生や体験希望者を受け入れています。
  ヘルパー協会を通しての受け入れも4名ほどありました。みなさん非農家の出身で、3人は酪農体験は初めてということでした。
  その中の埼玉からきた女性が、結婚後酪農ヘルパーの仕事に就きたいと希望していました。私たちも、これは本気だなと嬉しく思い、おさわりではない技術的な面も研修して欲しいとメニューを作りました。
  2週間の予定でしたので、最初の3日間は生活に体を慣らすことを優先し、4日目には休日をとり、5日目から本格的に搾乳作業の体験に入りました。彼女も一生懸命頑張っていましたが、翌日には「どうも搾乳はちょっと…」と、自分に合わないというのです。
  私たちも困ってしまい、「ヘルパーの仕事は搾乳がメインなんだよ」という話をしました。結局彼女は、「ヘルパーの仕事は考え直します」と言って2週間の体験を終えて戻って行きました。
  ヘルパーの養成に一役買うことはできませんでしたが、職業の選択肢として酪農ヘルパーも視野に入れていただけるということは嬉しく思います。酪農家として、今後ますますのヘルパー制度の充実を望む者として、これからも体験の場を提供していきたいと思います。


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